”フィルツ” は、ミクストメディア芸術家のためのコレクティブです。
心がはっと目を醒ます [ 魔法体験 ] を、確かな技術に基づいて社会へ実装されるのが当たり前になる世界の到来を踏まえて、その実証実験、その基礎研究、その芸術活動を行います。
キャンバスやメディウム、測量の発展にともない絵画が発展したように、聴覚刺激、味覚刺激、触覚刺激といった分野においても、刺激を与える方法をミクロ的・マクロ的な視点を以て脱構築することで、実質的に同一の意匠であってもキャンバスの存在が透明に消え、本質的な体験の質感がかつて一切存在し得なかったものになるという [ 魔法体験 ] を引き起こすことができます。
たとえばオオウチアラタは、Dolby Atmos作品に対する取り組みを、現実が自由自在に拡張される時代の確実な到来を見据え、その基礎研究として行っています。
いずれ映像作品と音声作品という区分は融けて無くなり、ウェアラブルデバイスを身につけて自由に音を配置することが当たり前になるので、空間オーディオの民主化やバイノーラル技術のリサーチはその地平の麓にあたると考えることができます。
すでに一瞬で購入が完了する交通系ICカードや承認フローなく購買が可能なECサイトなど、インフラストラクチャーの土台が透明に消え、[ 魔法体験 ]化してきました。芸術の可能性がテクノロジーによって拡張され、[ 魔法体験 ]となるまで、あと5年もかからないと考えます。 だからこそ、たった今から実証実験・仮説検証のための活動を始めるしかないのです。
本当に価値があると盲信して突き進む者が少ない元手から革命的なプロダクトを生み出した90-00年代のデジタル革命時代と同じく、2025年現在から [ 魔法体験 ] の基礎研究に対して取り組めることはかならず革命的な成果につながると信じています。
そのために先端テクノロジーへアクセスすることは必須ですが、そのコストが高価であることは間違いありません。
特出した得意分野を持ちながら横断的に知見を集めるメンバー同士で協力し、基礎的な作動原理から仮説を立ち上げることで、DIY(Do It Yourself)の姿勢でコストを抑え、多様な挑戦を行います。
夢を見る人間が拓く未来には、誰しもあらがうことができないからです。